大阪、道頓堀のグリコのネオンサインは、2014年10月23日(木)に六代目としてリニューアルオープンされました。
女優の綾瀬はるかさんなどが出席されて、盛大にオープンセレモニーが行われました、
私たちは、「グリコの走る人」とか「グリコのポーズ」とか呼んでいますが、このマークの正式な名称は「ゴールインマーク」というそうです。
両手を大きく広げて、ゴールインする瞬間を表した姿を製品のマークにしようと、創業者江崎利一氏の発想で誕生したとのことです。
では、なぜ「牡蠣エキス」と深い関係があるのでしょうか?
それは、グリコキャラメル誕生において、
「牡蠣エキス」との劇的な出会いのドラマがあったのです。
1919年(大正8年)のころ、創業者江崎利一は、郷里、佐賀県神埼群蓮池村(現在の佐賀市蓮池町)で薬種業を営んでおり、漢方薬や民間伝承薬を行商していました。
そんなある日、10歳になったばかりの長男誠一が病にかかりました。
チフスでした。当時、チフスで多くの子供たちが亡くなっていました。
病状は、なんとか峠は越したものの「体力がもたないかもしれない」と、
医者もさじを投げるほど衰弱していました。
「死なせてはならない!」・・・・・しかしどうすることもできません。
途方に暮れる利一の脳裏に、あることが浮かびました。
それは、薬業新聞に載っていた「牡蠣には、エネルギー代謝に必要なグリコーゲンが多く含まれている。」という記事です。
有明海沿岸で、漁師たちが漁に出かける前に、大きな釜に牡蠣鍋を作って牡蠣を食べ、牡蠣の煮汁を飲んでいるのを、利一は行商のときによく見かけました。
「冬の寒い漁場での漁や、冷たい海水に浸っての作業には、牡蠣の煮汁を飲んでおれば疲れなくて、
体力が十分に続くんだよ。」と漁師たちが言っていたのを思い出したのです。
さっそく、知り合いの漁師さんに頼んで、牡蠣を取り寄せ、その煮汁をはしの先につけ、誠一のくちに運びました。
何度も何度も。それは、何時間も続きました。
すると、やがて誠一の頬にほんのり赤みがさしてきたのです。
これを機に誠一の病状は快方に向かい、食欲も出、体力も回復してきたのです。
こうした劇的な出会いから、「牡蠣エキス」の活用を広めたいという利一の思いが強くなり、九州大学に分析を依頼しました。その結果、「牡蠣」には、多量のグリコーゲンとともに、タウリンなどのアミノ酸も豊富で、亜鉛・カルシウム・鉄分・銅などミネラルも含まれていることがわかりました。
利一はまず、治療薬としての活用を九州大学の教授に頼みました。
ところが教授は「治療よりも、病気にならない体をつくる予防が大切です。」とアドバイスされました。
なるほど治療より予防が第一、それなら健康づくりのために活用しようと決意しました。
グリコーゲンを一番必要としているのは育ちざかりの子供たちだ!
そこで利一は子供が喜んで食べるお菓子、中でも当時洋菓子として人気が高まってきたキャラメルに入れようと思いついたのです。
名称はグリコーゲンにちなみ「グリコ」と名付けられました。
栄養菓子「グリコキャラメル」の歴史的なスタートです。
「人間は誰でも健康でありたいと願っている。スポーツこそ健康への近道だ。ゴールインの姿はその象徴だ。これほどピッタリの商標はない。」
商標(ロゴマーク)を、「ゴールインマーク」に、
キャッチフレーズを「1粒300メートル」と決まりました。
1921年(大正10年)一家をあげて大阪へ移転。合名会社 江崎商店を設立。
紆余曲折やたいへん苦労された時期を乗り越え、今日の大企業へと発展されました。
現在でも発売中のグリコキャラメルの裏面の原材料名には、「かきエキス(グリコーゲンを含む)」
と表示されています。
栄養菓子を通して、健康への関心を高めた創業者江崎利一の理念は、このようにして代々受け継がれているのです。
今では、日本でも有数の大手菓子メーカーとして、世界中に「おいしさと健康」をお届けしています。
○「一粒 300メートル」とは?
グリコキャラメルには、実際に一粒で300メートル走ることができるエネルギーが含まれています。
グリコキャラメル一粒のカロリーは16kcalです。
例えば身長165cm、体重55kgの人が分速160mで走るとしますと、1分間に使うエネルギーは8.21kcalになります。
つまりグリコキャラメル一粒で1.95分、約300メートル走れることになります。
※ 敬称は略させていただいております。江崎記念館のHPより引用させていただきました。
https://www.glico.com/jp/tag/ezakikinenkan/
新元号「令和」、
新時代を生き抜く現代人の一日を支える、すべての栄養が揃っている!
牡蠣は「バランス完全食」です!
完全食とは?
ヒトが健康を維持するために必要とされる、六大栄養素のすべてが含まれる食品のこと。
六大栄養素とは?
三大栄養素 = 脂質・糖質(炭水化物)・たんぱく質、
これに各種ビタミン類、必須ミネラルと必須アミノ酸、そして
食物繊維を加えたのが六大栄養素です。
必須ミネラルとは?
ヒトが生命を維持するために欠かせない微量元素をミネラルといい、20種類あります。このうち9種類は体内で作ることができないので、食事から摂取する必要があります。これを必須アミノ酸と呼びます。
中でもロイシン、イソロイシン、バリンには、血液中の糖質を筋肉に取り込んで、エネルギーに変換する効率を高めるはたらきがあります。
必須とは?
必須とは、ヒトは体内で栄養素を作り出すことはできないので、食べ物などから必ず摂らなければならないという意味と、身体を正常に機能させるためには一日に必要とされる量が、不足してはならないという二つの意味があります。不足するとからだに様々なトラブルを起こし、これを欠乏症といいます。
新時代、「令和」を生き抜く現代人のために、一日を支えてくれる栄養が摂れる!それが牡蠣エキスDXです!