キラキラと光が見える!?閃輝暗点と間違いやすい眼の病気とは?

更新日 2021/05/21   2022/06/23 2024/06/26

「閃輝暗点」によく似た、間違いやすい眼の病気が あります。

目が見えない! 視野が欠ける!

光が見える! 異物が見える!

 このような「閃輝暗点」の症状によく似ている、間違いやすい眼の病気があります。

「医療相談室」のご相談の事例です。

HT様 43歳 男性 保険代理店勤務

Q : ご質問

このごろ目の中心が、カメラのフラッシュのようにピカッと光ったり、焦点が合わず白く丸くぼやけたり、小さくゆがんで見えたりします。こちらのサイトを見まして、閃輝暗点の症状と似ているようですが頭痛などはありません。でも頭痛の無い閃輝暗点もあるとか書いてあります。なので閃輝暗点なのか、目の病気なのか分かりません。                   脳神経科に行った方がいいのか、眼科を先に行った方がいいのか迷っています。どうぞ良いアドバイスをお願いします。

A : お答え

その症状が起きているとき、両目を閉じていてもその光は見えますか?     

閃輝暗点によく似た眼の病気があります。例えば「黄斑変性症」の場合、眼の中心が小さく欠けて、白くぼやけて周りがゆがんで見えます。進行すると中途失明になる危険性のある重篤な眼の病気です。他にも緑内障や、網膜剥離、光視症など光る点や異物が見える眼の病気があります。しかしこれらの症状は片目だけに現れます。両目に同時に発症することはありません。

まず右目を右手で覆って左目だけで前を見てください。光の残像が残ることがありますから、30秒間目をパチパチと瞬きをしてください。ピカピカと光が見えるかを確認して、今度は反対に左目を左手で覆って右目だけで見てください。同じように30秒間瞬きをして光が見えるか確認します。次に両目ともに両手で覆って、30秒間確認します。このようにして、片目だけに現れるのか、両目ともに光が見える症状なのかを判断します。

片方ずつ交互に目を閉じても、両目ともピカピカの光の環が見える、また両目を閉じた状態でも光の環や光の点が見える場合は、眼の病気ではなく閃輝暗点のような脳内血管神経の異常による症状と考えられます。

片目だけの異常ならば、眼科にて診察を受けてください。両目ともに開いた状態でも閉じたときでも光や異物が見える場合は、脳内血管の異常が疑われますので、脳神経外科、神経内科、頭痛外来にて診察を受けてください。眼科から紹介してもらえる場合もあります。いずれも速やかに受診されて、専門医による正確な診断と適切な治療を受けてください。


●よく似ている眼病とは?

閃輝暗点とよく似た間違いやすい眼の病気とは?
閃輝暗点に似た光のイメージ図

上記のQ&Aのような閃輝暗点と間違いやすい目の病気には、以下のような「眼病名」があります。 

●飛蚊症

●網膜中心動脈閉そく症

●網膜剥離

●光視症

●緑内障

●黄斑変性症

 

その症状を一つずつ解説していきます。 


●飛蚊症(ひぶんしょう)・・・・・

青い空、白い壁などを見たとき、目の前に黒い点、髪の毛のようなもの、または水玉のようなものが動いているのに気づくとがあります。この状態を医学的に「飛蚊症」と言います。

「飛蚊症」の種類は様々ありますが、一般的には「生理的飛蚊症(せいりてきひぶんしょう)」になる方が多いと言われています。生理的飛蚊症は病気ではなく、程度も軽く進行もせずほとんどが無害なものですので、放置しておいても良いと言われています。※飛蚊症は病気ではありませんので、病名ではありません。

しかし、異物が急に大きくなったり、数が増えたりした場合は網膜剥離などの危険なサインであることがあります。速やかに眼科を受診してください。

閃輝暗点と間違いやすい眼の病気として、飛蚊症があります。

●網膜中心動脈閉塞症(もうまくちゅうしんどうみゃくへいそくしょう)・・・

突然、急激な高度の視力低下が起こります。

眼底は網膜の血流が悪くなり浮腫(むくみ)を来たし、時間が経つと壊死に陥って視力は戻らなくなります。

片目だけのケースがほとんどですが、まれに両目に発症することもあります。

原因は、体内にできた血栓が網膜に流れ込む最も太い動脈(網膜中心動脈)に詰まって、血液の流れをせき止めてしまうことから起こります。

発症後なるべく早く治療を必要とする救急疾患です。速やかに眼科を受診してください。

 

 

●網膜剥離(もうまくはくり)・・・

飛蚊症などで見えていた異物の数が、急に増えた場合などや、ピカピカ光って見える症状が出た場合は、「網膜裂肛(もうまくれっこう)」が発生した事が疑われます。「網膜裂肛」は「網膜剥離」の前兆です。

網膜は像が映るフィルムのような部分で、膜が剥がれて物が見えなくなる状態になります。

 速やかに、眼科を受診してください。間に合えばレーザー手術など適切な治療で完治します。

 

 

●光視症(こうししょう)・・・

急に振り向いたときや、顔を振ったときに、視野の周辺でピカッっとした光が見えたり、光の玉のようなものが瞬間的に流れるように感じられることがあります。

 このような眼球の症状を「光視症(こうししょう)と言います。

 これは眼球の網膜が硝子体に引っ張られる物理的な刺激が原因で起こります。

 本来、硝子体は眼球の中に十分満たされているのですが、硝子体が変性し萎縮すると後部硝子体剥離が起こり、網膜との間がはがれて水に置きかわります。

 顔を振った時に硝子体が揺れて、一部癒着している部分で網膜を引っ張るために、それを光として感じてしまうというわけです。

 癒着が取れれば光は感じなくなります。まれに網膜が引っ張られるために網膜裂孔が出来て網膜剥離になることがありますので、光視症に続いて黒い点がたくさん飛んで見えたり、視野の中に部分的に見えない所が現れたりしたら、早めに眼科に行かれて眼底の精密検査などを受けてください

●緑内障(りょくないしょう)・・・・・

緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され視野(しや、見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇が原因の一つと言われています。

眼の中心をややはずれたところに暗点(見えない点)ができます。

初期は自分自身で異常に気付くことはありません。

さらに、暗点が拡大し、視野の欠損(見えない範囲)が広がり始めます。

中期から末期になると、視野はさらに狭くなり(視野狭窄)視力も悪くなり、日常生活にも支障を来たすこととなります。さらに放置すると失明に至ります。緑内障と診断されて、何の手立てもしなければ10年以内に中途失明すると言われています。

閃輝暗点と間違いやすい目の病気 緑内障

●黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)

網膜の中心部である黄班部(おうはんぶ)に障害が生じ、見ようとするところがゆがんで見えたり、真ん中が暗くなったり(中心暗点)視力が著しく低下します。(0,1以下)

進行が早いと数ヶ月で失明に至るケースがあります。

欧米諸国では成人の中途失明の原因の第1位となっています。日本でも罹患者が近年、著しく増加しています。

閃輝暗点と間違いやすい眼の病気

●片目だけなら眼の病気!?見分ける方法は?

閃輝暗点によく似た目の病気とは?
片目だけ異物が見えるのは目の病気!?

上記の眼病名の症状は、片目だけに現れます。両目に同時に発症することはありません。従って片方ずつ交互に目を閉じても、両目ともに異物が見えたり、両目を閉じていても光が見えるといった症状であれば、眼球の疾患ではなく脳内血管における神経疾患ということがわかります。

見分ける方法は、冒頭のQ&Aをもう一度お読みになられて、試してください。

片目だけなら眼の病気、両目に見えるのは脳の病気です。

つまり「閃輝暗点」は眼の病気ではなく、脳の血管神経病理学的疾患ということになります。

神経内科、脳神経外科、頭痛外来にて、専門医による正しい診察を受けてください。

※注意 急に両目ともに視野が欠けるといったケースは、脳梗塞・脳腫瘍・脳内出血の可能性があります。速やかに救急車を呼ばれて、緊急治療を受けてください。 

 

●その他にも、ハロ・グレア現象と言われる眼の視力障害があります。レーシックの視力回復手術を受けた後の合併症、あるいは後遺症として最近話題となっています。ハロー現象とは、光が光源を中心にぼやっとふくらんだように見える現象です。クレア現象とは、光がキラキラと極端にまぶしく見える現象です。この現象は、「閃輝暗点」とは関係ありません。 詳しくは「ハロ・グレア現象」で検索してください。


●まずは眼科で診察を!

いずれにしてもしろうと判断は禁物です。

「どうしてもわからない、」「自分一人では判断できない!」という方は、まずは、眼科にて適切な診断を受けてください。その眼科から脳神経外科へと紹介してもらえます。

または眼科のある大きな総合病院にて診察を受けてください。総合病院には眼科も脳神経外科もありますので、スムーズに診察されるでしょう。ただし経験の浅い若い医師は閃輝暗点のことを知らないという医師もいますので注意してください。街中の近くの開業医ならば経験もあり、閃輝暗点の症例にも詳しい先生がおられます。

眼科で眼球の異常ではなく眼の疾患ではない、閃輝暗点の症状とはっきりわかれば、眼科医から神経内科、あるいは脳神経外科に紹介状を書いてもらえることとなります。まずは眼科を受診してください。

 

💛閃輝暗点の対策と解消法!

閃輝暗点の概要については、本文サイト「特集 閃輝暗点の原因について」にて詳しく解説していますが、確実な治療法はいまだ確立されていません。現在の治療法は頭痛薬だけです。ギラギラの閃輝を出なくする治療法も予防法もありません。脳神経科の専門医師に聞いても「閃輝の出現を消す方法は存在しない」と断言されます。

⭐そこで代替療法を使って、1、起きたときにすぐできる対処法と、2,起こらなくする予防法を紹介します。

1,閃輝暗点が、頻繁に起こるようになったときの対処法!

月に5~6回、10回以上も起こる!週一で起こる!2日連続してなった、、、!?

このように閃輝暗点が頻繁に起こるようになったときの対処法です。すぐできる!すぐ効果がある!

薬物を使わない、お金も使わない!図解入りで詳しくわかりやすく解説!「頭痛なし」のケースにも適応!頻繁ではないという方も実行してください。。

詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点が頻繫に起こるようになったときの対処法」

2,起こらなくする予防法!

●発症を予防するポイント。

1、発痛物質プロスタグランジンの出現を抑制。

2、脳内血管の炎症を未然に防ぐ抗炎症作用。

3、脳内セロトニン不足や欠乏を補う栄養素材を活用。

この3つのポイントに適合するのが「閃輝暗点対策素材」です。

閃輝暗点を予防する植物ハーブや、サプリメントを活用しましょう。

⭐「閃輝暗点対策素材」

●閃輝暗点を予防、特に抗炎症作用に適応する対策素材を紹介します。。

発症の原因物質プロスタグランジンの出現を抑制し、抗炎症に効果が期待される栄養素材の紹介。

薬用植物ハーブ素材―――――― キャッツクロウエキス末、アルカロイド、

必須ミネラルとして―――――  亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウム、

必須アミノ酸として―――――  トリプトファン、フェニルアラニン、

ビタミンとして―――――――  ビタミンB₂、ビタミンB12、ビタミンD、 

ヒトはこれらの栄養素材を自分の体内で作り出すことはできないため、食べ物から摂取する必要があります。しかし食事などから摂取することは難しいとされますので、良質なサプリメントで補充する必要があります。

●「閃輝暗点の予防対策素材」について、詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点 サプリメントはありますか?」

●体験談レビュー、イメージ画像集はこちらをご覧ください。「閃輝暗点体験者レビュー」


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コメント: 1
  • #1

    一生カープファン (土曜日, 22 9月 2018 22:43)

    69歳、男性、定年退職後バイトに行くようになったら、よく閃輝暗点になります。年に30回もあります。初めてのとき、目が見えなくなるので大きな病院の眼科に行きました。若い医者で「良性の黄斑変性症かな?たぶん?」と。誠に頼りない。ネット検索で、お宅のサイトに書いてあったように開業医の眼科に行きました。そこで閃輝暗点と教えてもらいました。内科への紹介状も書いてもらいました。とても助かりました。ありがとうございました。