-薬剤師からの提言-
更新日2022/05/15 2023/11/09 2024/06/08
●朝、脳内エネルギーは空っぽ!?
私たちの身体は睡眠中は休んでいますが、脳ではエネルギーが消耗されています。
脳のエネルギー源はブドウ糖です。朝起きた時の脳の中は、ブドウ糖はほとんどなくなっていて空っぽの状態です。ですから朝ご飯を食べてブドウ糖を補給しないと、脳の集中力や記憶力は低下してしまいます。
ある研究機関の研究によると、朝食を食べるチームと、食べないチームとに分けて、学業成績との関連を追跡調査したところ、朝食を食べるチームの方が学業成績が良かったという研究結果が報告されています。
食べないチームでは、授業の内容がわからない、覚えられないという子が多かったという報告もあるそうです。
これで分かるように、朝ご飯をしっかり摂っていれば、脳のエネルギーが補給できて脳が活性化され、記憶力アップ、集中力アップできるというわけです。きちんと毎日朝ご飯を食べてお勉強すれば、学業成績も上げることができるということが証明されたことになります。
子供さんに朝食と学業成績は深い関係性があることを教えてあげてください。そして、朝ご飯を毎日必ず食べるようにしてあげてください。
●朝食を抜くリスクと、デメリット!
始めに朝食を抜くことで、集中力がダウンして学習能力や学業成績が落ちるというデメリットを紹介しましたが、「朝食を抜くこと」で起こるリスク(危険性)とデメリット(欠点・損失)はそのほかにもたくさんあります。
◉低血糖になる。
◉糖尿病になる。
◉肥満になる。
◉脂質異常症になる。
◉高血圧になる。
◉便秘になる。
◉うつ病、パニック障害になる。
◉風邪をひきやすくなる。
◉低血糖になる!?
朝ご飯を食べない、あるいは食べられないという習慣が身についてしまうと、血糖値が低下することから慢性的な低血糖状態となります。また女子高生や若い女子に多いのが、「太っている。」と思われたくないからダイエットをすることも、低血糖になりやすい要因です。「閃輝暗点による片頭痛」で受診される患者さんに、低血糖の十代女子が多いという脳神経科医師の報告があります。低血糖が誘因となり、閃輝暗点が起きやすくなります。
◉2型糖尿病になる!?
朝食を抜く生活が続くと低血糖になると言いましたが、今度は低血糖の人が糖尿病になるリスクが上がります。矛盾すると思われるかもしれませんが、とても多いケースです。
空腹状態から久しぶりの食事を摂ると、体の生体反応により、少ない食事から多くの糖分をしっかり吸収しようとしますから、血糖値は急激に上昇します。このような生活習慣から起こる糖尿病を「2型糖尿病」と言います。
◉肥満になる!?
肥満になるのも、先のケースと同じです。空腹状態から久しぶりの食事を摂ると、体の生体反応により、少ない食事から多くの脂肪分をしっかり吸収しようとしますから、太りやすくなります。朝ご飯を抜いてダイエットしているつもりが、逆に肥満体となるというわけです。
◉脂質異常症になる!?
脂質異常症とはひところ前までは、高脂血症と呼んでいました。文字通り脂肪分が上昇している状態です。これも家庭内でゆっくり食事をとるなど時間の余裕のない現代人は、コンビニ弁当や外食で済ませる機会が多くなります。すると当然揚げ物ばかり、野菜を摂らないという食事となるのは当然でしょう。まして夜寝る直前に食事をとるとなるとさらに脂肪を分解する暇もなく、脂肪が身につくというわけです。
◉高血圧になる!?
高脂血症になると当然、血管内に脂肪が付着して血液が流れにくくなり、心臓を圧迫しますから高血圧症になります。
上記の他にもリスクとデメリットとしては、、、●イライラする。●集中力を取り戻せない。●効率が悪くなる。●ミスをしやすくなる。●寝つきが悪い。●朝起きられない。●糖尿病がさらに悪化する。、、、などが起こります。
このように生活習慣が乱れやすくなります。
朝食を抜くということは、良いことは一つもなく、 ”百害あって、一利なし” と言えるようです。
●エネルギーの源となるものは?
では、なかなか朝ご飯を食べる時間がないという人は、どうすれば良いのでしょうか?
エネルギーの源となるのは、ブドウ糖です。そのブドウ糖を補給することが重要です。
「でもブドウ糖なんて、どうやって補給すればよいのか、わからない!」、、、。こんな人が多いのではないでしょうか?
それでは、ブドウ糖を手軽にカンタンに補給する方法を考えていきましょう。
●ブドウ糖を補給する!
🤩そこでお勧めなのが2つ!
1,牡蠣の「グリコーゲン」で補給する!
牡蠣肉エキス末抽出物には「グリコーゲン」という栄養素がふくまれています。
グリコーゲンは体内でブドウ糖に変換されてエネルギー源になります。
2、バーモント酢で補給する!
バーモント酢の「トレハロース」という糖成分が体内でブドウ糖に変換されてエネルギー源になります。
バーモント酢には「蜂蜜」の糖分もあり、これもエネルギー源となります。
またバーモント酢には「クエン酸」も含まれていますから、「クエン酸サイクル」により疲労物質を分解して、身体全体のエネルギー源となります。
朝ご飯が食べられない状態が続くようでしたら、これらを活用することで、エネルギーの補給を目指してください。牡蠣エキスと、バーモント酢の成分を摂りいれた製品の取り扱いはこちら。[CATALOG]
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