親に認知症になってもらいたくない!

自分の親が認知症にならないようにするには、どうすれば良いのか!?

親が認知症にならないようにするには、

「医療相談室」へ、次のようなご相談がありました。

K・W様 43歳 家電メーカー勤務

「75歳になる母は田舎で一人暮らしをしています。認知症にならないようにと、認知症サプリ素材のキャッツクロウを送ってあげたんです。でもなかなか飲んでくれないのです。認知症になってからでは遅いから今のうちから飲んだ方がよいよと言っても、「うん、うん。」というだけ。どうすれば続けて飲んでくれるのでしょうか?」

ご高齢で一人暮らしのお母さまが認知症にならないために、息子様が「認知症予防サプリ素材を贈ってあげられたのに、お母さまの思わぬ抵抗にあい、困惑しておられる様子がわかります。お母さま本人は「まだ認知症なんて、、!?」と思っておられるようです。

 

そこで今回のブログのテーマは、「親に認知症になってもらいたくない!」です。

認知症を回避するためにはどんな対策をすればよいのか!?を解説してまいります。

まずは、今現在の「認知症」の現状を見てみましょう。

●2025年には700万人が認知症に!?

2025年問題とは、団塊の世代の最後の人(1949年生まれ)が、すべて75歳以上となり後期高齢者となることで、国民皆保険(社会保険・国民健康保険)がパンクして破綻するのではないか、高齢者の急増により医療体制、福祉体制に深刻な影響を及ぼすのではないかといった様々な問題がおこることを指摘しています。

 

その問題の一つが認知症患者の急増です。2012年の時点で462万人。65歳以上の約15%と推計されていました。ところが認知症の患者数は増え続け、2025年には700万人が、2026年には800万人が認知症になるという予測データがあります。そしてその問題は団塊ジュニア世代に重くのしかかってくることになります。

●認知症になると、どうなる?

認知症患者が引き起こす事件や事故を、TVや新聞等のニュースで報じられています。。

▼車の運転中、アクセルとブレーキを踏み間違えて大きな事故を起こしたり、

▼高速道路を逆走したり、

▼近所を徘徊してよそのうちに上がり込んで、警察官のお世話になる。

▼踏切で立ち往生して列車を止めて、多額の損害金を払うことになった、、、。

家庭内では、

「もの忘れ、ごはんまだ?」(記憶障害) 

「知らない人が家にいる」(幻覚) 

「きょうは何月何日?」(時間の見当識障害)

「あなたはだれ?」(人物の見当識障害)

「何をどうすればいいのかわからない」(実行機能の低下)

「家に帰る」(場所・空間の見当識障害)

「財布を盗られた」(もの盗られ妄想)

「うるさい、むこうに行け」(暴言・暴力など攻撃的な言動)

「尿・便を垂れ流す」(失禁)

●アンケート結果で「認知症」がトップ!

団塊ジュニアを含む若い世代の人たちを対象としたアンケート調査が実施され、その中に「なってもらいたくない親の病気」という項目があり、1位は、「認知症」、2位は、「寝たきり」、3位は、「ガン」でした。

「やっぱり!」という感想が聞こえるようですが、高齢の親を持つ世代には気になる結果となりました。

●団塊ジュニアに襲い掛かる問題!?

団塊世代の高齢の親を持つ子供の世代を、団塊ジュニア世代と言います。今、40歳代から50歳代の世代の人を言います。40代から50代と言えば働き盛りの年齢です。家族のために一生懸命働きずくめの毎日を送っておられることでしょう。そんな自分の家族を養うことで精いっぱいなのに、そこに親が認知症になって、介護しなければならない事態が生じたとしたら、、、!?考えただけでゾッとされることでしょう。

●認知症治療の現状は?

認知症治療の現状は?
認知症治療の現状は?

「病気になったら病院で治療すれば良い!」と思っておられるのではないでしょうか。

現在の認知症の医療体制は、完治させる治療ではなく進行を遅らせる治療です。

新薬として、

2023年10月「レカネマブ」認可。

2024年8月「ドナネマブ」認可。

このように最近になってようやく新薬が承認されましたが、これも進行を遅らせるための薬剤です。治癒することはありません。また点滴投与できる医療機関が限られることや、さらに治療費が高額となるなど患者への負担が多くなり、治療を断念されるケースが多いとの報告もあります。

これが認知症治療の現状です。だからこそ、認知症と診断される前に予防対策を取らないといけません。そのためには何をすべきかをこれから解説していきます。


💖予防できる時代になりました!?

これまで今現在の認知症の現状を述べてまいりましたが、暗い印象をもたれたことかと思います。

そこで、ここからは「認知症は予防できる時代に入った」ことを希望をもって明るく解説していきます。

●認知症になりやすい人は?

会話が少ない人は、認知症になりやすい。
会話が少ない人は認知症になりやすい

 ★認知症になる人。なりやすい人

 🔳 基礎疾患、生活習慣病がある人

糖尿病、高血圧、脂質異常症など基礎疾患がある人は認知症になりやすいと言われています。特に注意すべきは糖尿病で、認知症になるリスクが正常な人の3倍にもなると言われています。血圧が高い人も認知症になりやすく、また慢性腎臓病も危険因子で注意が必要です。

🔳 心臓病がある人

動悸、不整脈、狭心症、心房細動など、高齢者の心臓病は認知症に影響すると考えられます。

🔳 片頭痛がある人

日常的に「頭痛持ち」の人。特に閃輝暗点を前兆とする片頭痛の人は注意すべきです。「閃輝暗点のみ頭痛なし」のケースも危険因子となります。

🔳 難聴がある人

耳の聞こえにくい人は、周囲の音が聞こえにくくなると、コミニケーションが取りづらくなり認知症の危険因子となります。

🔳 不眠、よく眠れない人

不眠は脳にダメージを与えます。睡眠不足は一気に認知症を進行させます。

🔳 タバコを吸っている人

喫煙は脳血管を収縮させることから認知症の危険因子となります。

🔳 過剰な飲酒の人

過度の飲酒が日常的にある人や、アルコール依存症は高い割合の危険因子です。

🔳 ストレスを感じやすく、神経質で怒りやすい人

ストレスを常に感じる職業の人や神経質で怒りっぽい人は、脳内の老廃物「アミロイドβ」が増えやすいとの報告があります。

🔳 依存症のある人

スマホ依存、ギャンブル依存、買い物依存、ニコチン依存の人も、認知症になりやすいと言われています。

 

 ★次のような生活パターンの人は、認知症になりやすい傾向があります。

🔳 一人暮らしで、生活に変化や刺激がない

🔳 外出しない、運動しないなど体をあまり動かさない

🔳 趣味や、やりたいことなど知的活動を積極的に行わない

🔳 家族や友人との会話が少ない  🔳 同じものだけ食べる(食生活の乱れ)

🔳 肥満の人  🔳 虫歯のある人


●認知症にならない人、なりにくい人!?

認知症になる人がいれば、ならない人もいます。その差は何でしょう。

それを知ることが認知症予防対策のヒントになります。

認知症になりにくい人はどんな人。
    お友達と一泊旅行!

認知症にならない人、なりにくい人とはどんな人でしょう?

●炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどバランスの良い食事を心がけている人。

●生活習慣病などを治療し、その予防に努めている人。

●毎日7時間以上の睡眠をとる人。

●運動習慣のある人。

●外出の機会が多く、人付き合いが良い人。

●目的意識があり、努力して達成感を得る前向き思考のある人。

●責任感があり、自制心を持ち、勤勉な人。

●愛する人、愛する家族と同居している人。

 

●赤ワインを毎日、適量飲んでいる人。


上記の「認知症にならない人」の項目に「バランスの良い食事を心がけている人」というのがありますが、これが予防対策をするうえで大きなヒントになります。三大栄養素、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などを毎日きちんと摂取している人は、認知症とは無縁のようです。

そこで、認知症に良いとされる「認知症予防対策素材」がリストアップされていますので、ご紹介します。

⭐「認知症予防対策素材」

「原因物質を分解、抑制除去して認知症を予防する。」との研究結果に基づき、認知症予防に期待される素材として、「認知症対策素材」が発表されています。

1,キャッツクロウ樹木

2,牡蠣肉エキス末

3,ルテイン

4,オメガ3系脂肪酸

5,PS(ホスファチジルセリン)

6,α‐GPC〈グリセロホスホコリン)

いずれも抗炎症作用、抗酸化作用を有する機能性栄養素材です。

【引用:参考】厚生労働省HP、化学と生物 Vol. 33, No. 17, 1995、老いを遅らせる薬:PHP新書、健康食品のすべて:同文書院 2008年,JC Psychopharmacology Vol28. No.1, Hum Psychoparmacology, 2007


まとめ-編集後記

相談室へのご相談に、「自分の親が認知症にならないようにするためには、どう予防対策を行っていけばよいのか?」といったご相談が近年多く寄せられるようになりました。

ご相談は、団塊世代の子供さんである団塊ジュニアの立場の方々が、多くあります。皆さんとてもご苦労なさっておられるようです。

このような事態になる前に、「認知症予防対策素材」をお勧めになられてください。必ずや対策の一助になると思います。


⭐⭐⭐体験談 Reviewレビュー評価

MY様 女性 55歳 団体職員

母親は今80歳ですが、4年前に50年連れ添った父を全力で看取った後、虚脱状態となり、うつ、不眠、食欲不振、何もする気持ちになれない、涙が止まらない、体重減少(身長160㎝で42㎏)、顔色も悪くなりほとんど寝てばかりという状態でした。

このままでは認知症になるかもと思っていたら、繰り返し同じ話をするようになり、何度も同じことを聞いてくることが増えてきました。

近所の「もの忘れ外来」に連れて行きました。お医者さんから「正常ではないが認知症でもないMCI軽度認知障害です。このままだと5年以内にアルツハイマー型認知症になります。」と言われました。

そこで私が日ごろから飲んでいる牡蠣エキスを、母にも飲ませることにしました。

すると1か月もたたないうちに顔色がよくなって、よく眠れるようになって、半年後には「なんでもおいしく食べられるよ、気持ちが楽になった。」とニコニコして笑顔でいることが多くなったのです。

牡蠣エキスを飲ませただけなのに、こんなに効くなんて、もう驚きです。

母は今、地区公民館でヨガ教室とボランティアの活動をしています。

☆☆☆☆☆ T・M様 39歳 女性 パート勤務

77歳になる母に「キャッツクロウ」を飲ましています。母は一人暮らしです。

長男である兄が海外勤務でドバイに長期滞在していますので、私が面倒を見るよう兄から言われていますが、私も他県でしょっちゅう行くことがなかなか難しいのです。

近所でボヤ騒ぎがあり、やはり一人暮らしの方がけがをされたとか。その方は軽度認知障害があったとか。

そんなことが心配なので、「キャッツクロウ」を飲ませようと思ったのです。

でも母は気が強くて、予防とはいえ薬みたいなものを飲むのは嫌がるだろうと思いました。

そしたら、膝やら腰が痛いので、「グルコサミン」を飲んだことがあると言いましたので、それならばキャッツクロウを贈ってあげるから飲みなさいと、アルツハイマー型認知症の予防になるとは言わず、膝や腰痛が痛くないようになるよと言ったら、とても喜んでくれました。

「キャッツクロウ」は、母が65歳になった時からですから、もう10年以上になりますが、「町内会の役員をさせられて忙しい。」とか不満を言いながらも元気でいてくれています。

年に数回、ネットで買って送っています。子供たちの写真や手紙と一緒に、郵便局のゆうパックで送っています。